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Frozen River1

珍しく東京に雪が降り積もった日に観に行ってきました。
「Frozen River」
冒頭から、作品全体を覆うこの土地(カナダとの国境に位置するNY州の
アップステートエリア)独特の冬の寒々しい情景と主人公達の置かれた
厳しい状況や心情とが合わさって、観ている側も身を切るような冷たさが
しみ込んでくるかのよう。
今日のアメリカが抱える不法入国や、州法が適用されない保留地の問題、
深刻な住宅事情や就職したくても就職先が見つからない、賃金があがらない、
などの差し迫った貧困という現実。「凍った川を渡る」という行動に、
そうせざるを得ない緊迫した状況が見事に象徴されています。

クリスマスまでにお金を工面しなければ全てを失う。
「It's a Wonderful Life」のような奇跡が起こりえるはずもなく、
シビアな現実が次々つきつけられ、彼女達は追い詰められていく。
そんな土壇場で光を見出していくのは、彼女達自身の家族を守ろうと
する強い想いと、その為にありとあらゆることをやるという不屈の行動力。
RayとLila、互いのシチュエーションは違えど母が子を思う気持ちに
何ら差異はなく、そこがストーリーの核になっているところ。

また今回、初の長編映画を撮ったという監督Courtney Huntの
女性ならではの女性の描写が秀逸でした。主人公Rayを演じた
Melissa Leoのすっぴんでの演技、タバコの使い方や、生活に
疲れてじっと自分の顔を鏡で見つめる中年女性の「間」、息子達との
会話が非常にリアル。(これがジョディ・フォスターとかだったりすると
too muchに感じただろうな...)
Misty Uphamも演技経験が少ないことで、かえってLilaを自然に
演じられていたように思います。そして子供たちが本当に可愛い。
これから先も彼らはきっと大丈夫だ、と思える納得のラスト。
個人的に★★★★★、おすすめです。

Frozen River2



「雪」が印象的な映画といえば、コーエン兄弟の「Fargo」。
コーエン兄弟の作品の中でも特に好き。
雪。アメリカの田舎街を舞台に、ちょっとした歯車の違いによって
次々起こってしまう事件。登場人物が皆ユニークで最高です!
冒頭、劇中流れる音楽が雪の中走る車の情景と共に頭から離れない。







アカデミー賞の授賞式ももうすぐですね。
今年度自分の中で観て良かったと思う映画もちょこっと振り返ってみたいなと思います。

ちなみにこれから観たいのは「New York, I Love You」、「NINE」、
「恋するベーカリー」(原題:「It's complicated」)、ちょっと先になるけど
「17歳の肖像」。「Bruno」はキウイと観に行こうかな。
NY~はいまいちな評判だけど、NYが舞台となれば無視できない・・
ファティ・アキン監督のエピソードも観たいなと思うし。

「マイレージ、マイライフ」(原題:「Up in the Air」)は劇場でというより
まさに機内で観たいですね。そして私の場合、ファンタジー系はわりとDVDで済ませることが多いです。

今年の冬はがしがし動きまわり、体調も崩さずにやり過ごしてましたが。
2,3日前の夜に布団を豪快に蹴散らして寝ていたようで(眠りの浅いキウイは
気づいたらマメに直してくれるが、それでも追いつかない勢いで蹴散らす)
「今年は風邪ひく気がしないぜ」と薄着で調子に乗ってた戒めなのか・・
あっさり風邪をひいてしまった。ひさびさの風邪はただただしんどい。
仕事へは行かざるをえないけど、さすがにレッスンはお休みすることになり、
身体も気分も重い。。風邪菌よ、、早くどっかにいってくれーと願うばかり。
冷え込む日々が続いているので、皆さまも布団はすっぽりかぶってお休みください。





















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