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楽しみにしていたブラックスワン→
仕事休みの水曜が公開初日だったので、せっかくだからレッスン前に観に行くことに。
初日且つレディースデイにも関わらず、日中の時間帯&雨だったせいかそんなに混んでなかった。

バレエの世界を描く映画作品となると、どうしてもステレオタイプなものを連想しがち。
(「愛と喝采の日々」然り)プリマというポジション、人間関係においてはカンパニーの
ディレクターとの関係、ライバルとの関係、家族との関係。そして自分自身との対話、
芸術を追求する上での「完璧さ」という概念、プレッシャー。それらに押し潰され、結果
精神のバランスを崩してしまう。極端な拒食や自傷行為、薬物の服用など...
(このあたりはゲルシーの自伝「ダンシング・オン・マイ・グレイヴ」を思い出させたり)
この「ブラックスワン」でもそれらが極端に描かれつつ、きちんとアロノフスキー監督的
「サイコスリラー」に仕立て上げているところがやはり斬新で評価されたのでしょうね。

「白鳥」におけるロッドバルト(闇に誘う悪魔)や黒鳥オディールの役割を理解しておくと、
わかりやすいかもしれません。それらを主人公の自己投影ととることもできるだろうし。
現実と妄想の中にいるニナの追い詰められていく心理状況が、鏡を用いたカメラワークで
うまく表現されていました。(…ちなみに中盤は眠くなりそうだった。ライバル役のリリーを
演じていたミラ・クニスが可愛いので何とかもちこたえ、、、)
主役のニナが加速度的に呑みこまれていく悪夢のような心の闇と、全編を通して流れていた
アレンジされたチャイコの「白鳥の湖」(原曲の偉大さを改めて実感!)が大きなうねりとなって、
ラストのステージに通じていきます。中盤どうしようかと思ったけど、ラストの盛り上がり、
魅せ方はさすが!結末も裏切りません。

注目されていたナタリーの踊りの部分ですが、短期間とは言え集中的にハードなレッスンを
行ってきた成果が彼女の背中に集約されていました。ポールドブラも美しかったし。
フロイトの夢分析や心理学の理論が色々織り込まれているようですが、ハーバードで
心理学を専攻していたというナタリーはそのあたりもきちんと掘り下げて役作りに励んでいったことでしょう。
ただやはりもう一回観るかと聞かれると多分ないかなー、と思います。
今回のインパクトだけで十分かな、と。同じニナならアナニアシヴィリの「白鳥」のDVD観る方がいいです,,,

アロノフスキー監督×ナタリーの熱演によりアカデミー主演女優賞も手にした作品ですが、
個人的には「NewYork, I love you」でナタリー自身が出演してたエピソード、
彼女の瑞々しい感性が表現されていた監督作品みたいなものに惹かれます。

華奢なナタリーにとても似合っていたペールトーンのレッスン着は、ダンサー達にファンの多い
「YUMIKO」にオーダーしたものだそう。普段の格好(ピンクのコートにグレーのパーカーなどの
淡いトーン同志の重ね)も可愛かった♡
衣装に関しては映画のコスチュームを担当したエイミー・ウェストコットとバレエコスチュームの
デザインを行ったロダルテの姉妹とで揉める結果となってしまったとか。踊りの代役に関してもそうだけど
作品がこれだけ注目を浴びるとこういう揉め事はどうしても生じてしまうのかな~

「ブラックスワン」鑑賞後、ひさしぶりに昔観た「赤い靴」を観たくなってamazonでオーダーしようと思ったら。
スコセッシ監督によって修復されたデジタルリマスター版が今夏リバイバル公開されるそう!それまで待とう。
ちなみに今テアトルシネマでバレエ映画特集の上映中です。バレエ・リュス、観に行きたい。

What Do Dancers Think About Black Swan?→
Natalie-Portman-black-swan.jpg





















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